ふくやま草戸千軒ミュージアム

十一時前の電車に乗り西へ

十二時過ぎに福山で下車

駅の北口を抜け駅北の福山城に向かう

今年築城四〇〇年を迎えるにあたり

天守はリニューアル工事中

 

桜が頃合い

鵯や目白達が忙しげに枝から枝に飛び移る

写真に収めながら一時間半程

ゆっくりと楽しむ

 

広島県立歴史博物館へ

ふくやま草戸千軒ミュージアムを見に

昔の庶民の家に興味有り

芦田川の改修工事の折に川底から発見された

草戸千軒町遺跡

その草戸千軒の庶民の家の町並みを

後に行われた発掘調査を元に

一部、実物大で再現したもの

中々に興味深い展示です

鎌倉時代末の初夏の日の夕暮れ時の町並み

鍛冶、足駄作り、塗師の家と番匠 ( 大工 ) の作治場

物売り小屋と御堂

中世には草津 ( くさづ ) 或いは

草井地 ( くさいぢ ) と呼ばれていた

草戸千軒の初夏の夕暮れ時の町並み

 

床に座ることが普通であった当時は

視線の高さが今よりも低いため

窓の位置も低めで採光の為か風通しの為か大きい

棚などは紐 ( 麻紐、蔦類 )を多用しており

見た目には釘などが目につかない棚も多い

( 実際に釘が使用されていたのか如何かは不明 )

屋根と壁上部の隙間がでかい

( 基本、日本の昔の家は夏をもって旨とすべし )

何となく無意識に昔の日本の庶民の家は

引き戸、と思い込んでいたのだけど

開き戸もあった

そして開き戸に蝶番は使われていない等

中々に興味深い展示でした

個人的には家屋や棚の作り方、構造などの

説明の展示、パネルなどもあると嬉しいですね

竹と麻紐で草戸千軒の棚を作ってみよう !  とか

昔の開き戸風の棚を作ってみよう !  的な

ワークショップがあっても良いかもしれません

 

庶民の家についてではありませんが

犬、についてのお話

発掘された骨などから

中世の日本人は割り合いと犬を食べていた ! !

とのお話

気になったのでググしてみると

以下、Wikipedia よりの要旨 ― 

ルイス・フロイスの「日欧文化比較」では

野犬

また、家庭薬として

― 要旨ここまで

と書かれているので、その頻度はまだ不明ながら

実際に食べていた様ですね

そう考えると三味線の皮に四つ皮 ( 猫の皮 ) を使った場合

その皮以外の部分は如何していたのだろうかと

不図気になりました

( 実際は三味線の皮は犬皮が多かったとか )

 

中々に興味深い展示を楽しむこと一時間半程

再び桜を写真に収めながら駅に戻り

少し前にエガちゃんねるで出ていた

にしき堂さんの生もみじをば

( 個売りあり〼 )

駅のホームにて実食

おぉ !

これはおすすぅ ( 小声 )

もちもちゅ感がぱねぇ ( 小声 )

ちょっと歯に引っ付いちゃうんじゃない ?

と思う程の、強いもちもちゅ感ながら

歯に引っ付くことはありません !

中々に素晴らしいもちもちゅ感 ! !

それからおとなのもみじもおすすです

にしき堂さんの生地のパサつきのなさ加減も

中々に宜しいのではないでしょうか

 

電車に乗り読書からのキングクリムゾン

気が付くと岡山駅

眠いので岡山駅では乗り換えず

東岡山で乗り換え

十五時半前、着上道

 

福山城の改修工事も今年の夏には

終わる予定ですのし

城泊も検討されているとか

改修工事終了のタイミングで

福山を訪れてみられては如何でしょうか ?

 

楽しかったー ! !

 

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