それぞれの備前焼

hirunesai2009-04-19

朝8時半頃起き

9時半頃出

まず丸二陶材さんへ

如何しよう ? つか如何したらいいんでしょう ?

織部青磁萩はベンガラ陶芸館さんにあったから

やっぱ志野かの

取り合えずお店の方に聞いてみる 徐冷とかも違うらしいし

うーん、融けないかも

(えっ!? 徐冷とか以前じゃん 恥)

でも平津長石に合成土灰を混ぜたら融点が下がるからいけるかもなぁ

へぇ〜、ありがとうございます

と言うことで平津長石と合成土灰、それと竹箆の5本セットを購入


その後陶苑さんへ

小橋先生の青備前の酒呑をチェックしに

よし、こっちを頂こう と手に取りレジに向かうと

まぁここに座られぇ と店長さんが言って下さる

そのお隣には六べえの原田社長さん


原田社長さんの‘備前焼’は昔ながらの丁寧な水簸をした土

備前焼の‘昔ながらの技術’で焼〆たもの

“雑器”としての備前

六べえさんであまりに安く売られているので

値崩れとかせぇへんのやろか ? とか思っていましたけど

全くの見当違い、お恥ずかしい限りです

昔の備前は粘土質だけだから薄作りでも重い

割れるとしても真っ二つに割れる

藤原家の塩青の事や石炭青の事

特に石炭青の美しさ

細工物、型抜き、磨きなどの技術は殆ど失われてしまったこと

ペケ率の殆ど無い技術

藤田龍峰先生の備前焼 (龍峰先生と有邦先生を聞き間違える ここでも・・恥)

見てるものが違うと言うよりも見た事もない世界

凄い

投げても割れぬ と言われた 江戸時代の備前


原田社長さんが帰られた後も店長さんにいろいろ教えて頂く

健先生と魯山人のこと

一般的に隠崎先生が動で澁田先生が静やと思われているけど

実際は澁田先生が動で隠崎先生が静だと

店長さんの‘備前焼’は多様性

そして、なんと !!

原田社長さんが実は原田拾六先生の義兄弟で

前嶋五一郎先生の御親戚に当たられる方だと

それはお詳しいはず。つかお詳しいなんてものじゃないし

なるほど、それ故の拘り

想い


えっ!? あちしの‘備前焼’ですか ??

まだまだ、勉強中です

でも焼き物で“雑器”というスタンスは結構好きです

白洲正子さんの影響で焼き物に興味を持った私としては

使ってなんぼ

しかしながら実際に備前焼で“雑器”という拘りをお聞きしたのは初めてでしたし

正直かなり混乱しました。インパクトも大きいものでした

鎌倉室町ではなく江戸の備前焼、伊部焼の“雑記”

うーむ

そういうのもあって山土買ったんやけど・・水簸かぁ

むむむ


小橋先生の酒呑 3500円也



さてさて帰宅後、作陶

茶碗・・・削りで・・へたる

茶碗・・・削りで・・へたる

・・・つか前腕が痛ぇ。疲れか

仕方ないので湯呑みを一つ

もう一度茶碗・・・今度は・・・へたらない

最初っから硬めの土にすればよかった

結局2点で7時間半ほど

つか7時間半もかかって2点て orz