9月末
今年は前の週に石巻に行くから
備前焼まつりは遠慮しておこう
予算的にちびしいよね
10月初旬
あれ !? 今年は澁田先生も出店されるの !?
じゃあ、顔だけでも出すかなあ
先週
越前焼の薪窯体験の窯出しに行くから
備前焼まつりは 1万円以内だから、絶対の絶対だから !
豆皿しか買わないんだから !
2,3日前
まあ、好いのんがあれば酒器とかにも手を出すか
今日
ひゃっっっっほーーーーー
備前焼まつりだぜぇぇぇぇぇぇーーーー
↑
馬鹿
ちゅーこってー備前焼まつり 2013年にお邪魔してまいりました
流石に公私共にハードスケジュールの為
8時前起きの 8時半過ぎ会場入りと例年よりちょっぴし遅目
でも車は病院の裏の方の駐車場に停められたから
全体的に皆さんやや出だしが遅れ気味なのかな
まあ小雨がぱらついたりして、少し肌寒いもんねえ
ただ歩いて廻るのには、気持ちのいい気候でした
さて、 最初にお邪魔したのは天野智也先生
今年は娘さんもお手伝いに来られています
天野先生っぽいフォルムの酒器を眺めつつも
1万だからな 1万、豆皿だぞ豆皿・・・と心の中で唱えつつ
あーダメだ、欲しくなる・・・
そう、見るから欲しくなるんだよ・・別なものを見よう・・・
あ、このカップ雰囲気が良い ! これに決〜めたっ !
1万円と豆皿は何処へ行ったんや ? >>俺 笑
だってね、すごく好いの、土の雰囲気、形、
パラパラっと控え目な胡麻、鎬の感じ
一目で、あ、これやわ
2000円でした
奥様曰く、今日最初のお買い上げです とのこと
なんだかすみません、 1番手がオイラなんかで
申し訳ないです
あと余分な話だけど
立ち寄られているマダム達の多くが、親しみのこもった声で
天野さん、天野さん と天野先生を呼んでいた
もしかして・・・マダムキラー ?
と言うのんはインベジョークです
先生のお人柄でしょう
2番目は澁田寿昭先生
ややお疲れ気味な御様子ですが窖窯 de 備前から始まり
現在も夢幻庵さんでの個展、鶴林寺でのアート・プログラム
加子浦歴史文化館でのけらもす4.0
22日からの加計美術館での展示報告会と絶賛疾走中の為
気力的には充実している御様子
並べられている焼き物の中には
フランスの土を焼いたご飯茶碗や
鴟尾を焼かれた窯で一緒に焼かれた須恵器風のものも
フランスのお話を少しだけ伺う
フランスの土は耐火度が高く
焼き方によっては備前っぽく焼けるそうなのですが
フランスの作家さんは皆、土屋さんから買った土で製作されるのだとか
個人で土作りというものは基本的にしないそうです
なので、あまり土に因る差が出難いのだとか
それ故、今回のプロジェクトではそのフランスの土に
滞在先の土を混ぜたりされたのだとか
原材料から道具など悪戦苦闘された御様子でした
来年はフランスから作家さんたちが来られるそうです
須恵風のご飯茶碗を頂きました
青備前様のグレーに少し緑掛かる細かな自然釉が掛かったもの
1600円
3番目は内田和彦先生
今回は白磁のものと銀彩のものがラインナップに加わっています
白磁のものは表面の凹凸のある模様が
おもしろかったり、かわいかったり
模様とフォルムの組み合わせで様々な表情が展開出来そうです
模様の出し方は成形後に凸模様として残したいところにニスを塗り
そのニスが乾いたら水気を含んだスポンジなどで拭っていく
そうするとニスを塗った部分だけが凸模様として残っていく
という方法だそうで、中々に手間隙を掛けられています
銀彩の方は、勝手に素焼きをして→銀彩だと思っていたのですが
本焼き→銀彩だそうで、こちらも中々に手間を掛けられた作品
本焼き後の器胎の景色、表情に因って
銀彩を施したときの表情も変化を見せるそうです
で、ここで正直に申しますとオイラは
陶器としての銀彩ってあんまり・・・という人なのです
飽く迄好みの問題なので、お好きな方は宜しいのでわ
という感じの人なのです
実際に銀彩を見ても手にしない
のですが・・・
買っちゃった 笑
もうね、前言をね、全力撤回させて頂きます
銀彩の一品に石爆ぜがあるのがあって、それがなんとも言えず
あ、これ好いな って
だから最初は白磁のものを頂戴しようと思って
銀彩の方は流す程度にしか見ていなかったんですけどね
頂いちゃいました
錫器と陶器の良いとこ取りみたいな感じです
刳り貫きも一段、魅力が増したように見えましたし
内田先生の作品展開から目が離せません
2000円
4番、渡邊琢磨先生
接客をされながら、花の飾り付けを御思案中
廻遊プロジェクトの実行委員としても奮闘中です
多分 5種が入っておられるようなので
行動しながら感じ、考える方がスタイル的にもお合いになるのでしょう
充実されている御様子
4000円
あ、隠し玉がありますから
もっと見てみたいんだけどなあという方は
渡邊先生まで
5番手は安田龍彦さん
落ち着く
今まで順番的に最初の方に伺っていたので気が付かなかったのですが
落ち着く
安田さんの人柄とこの部屋の雰囲気がすごく落ち着けます
で、のむびりと拝見しながら、お話を伺っていたのですが
最近、やっと窖窯が分かってきました、と
てっきり、御自身の窯焚きの技術に自信を深められてきたのかな
と聞いていたのですが、なんだか微妙に違う御様子
よく伺ってみると、安田さん
窖窯のことをほとんど御存知でないのに、窖窯を選択されたのだとか
御自信の窖窯を築かれるまで窖窯は数回程度、しかも
手伝い程度に焚かれただけたったのだとか
結構、無鉄砲なところがおありなのですね 笑
それなので第 1回目の窯焚きは、やや還元気味で
現在の作風とは違ったものだったそうです
胡麻のほとんど掛からない赤味の強い湯呑み ( 黒く焼ける土 ) と
黄茶の自然釉がきれいな箸置きを頂きました
2000円
湯呑みは注文で焼かれたものだそうですが
土味が楽しめそうです
この後、少しパトロール 笑
馬場隆志先生の磁土を混ぜ込んだ白備前や
好本先生の須恵風備前などが気になるところ
とくに好本先生の須恵風備前はもっと見てみたい
つか、欲しい 笑
陶吉さんは相変わらず採用基準に美貌の項目があるはず
いや勿論、器の方も普段使いし易くてリーズナブルで
モダンなデザインのものがたくさん置かれているのですが
器より店員さんに目 ( 心 ? ) を奪われる 笑
穴子弁当を買い食いした後
リフレセンターで花器を拝見し、かきおこを買い
残るは上堂智子先生と小山陽子先生のところ
拝見しながら近況を伺う
上堂先生
夏は旦那様の仕事のお手伝いで現在は二足の草鞋
御自身の窯は中々進まず、お叱りを受けてばかり、とか
小山先生
昨年御出産。おめでとうございます
お子さんめちゃめちゃ、かわええ
小橋先生と同年代で御出身も笠岡
ちょっとググしてみたらノートルダム清心御卒業だとか
珍しいですね、清心御卒業で陶芸家って
そして、なんと小橋先生御夫妻のキューピッドだそうです
上堂先生のコロガシのビアマグ
良い緋色が出たもの、1500円と
小山先生の小皿、少し乾いた感じの黄胡麻が品良く乗ったもの
料理と互いに引き立てあいそうな土味です、500円
で、御二方合わせても2000円の作品を頂いただけなのに
毎年来て下さるのでと箸置き -- しかも、自然練り込み -- を
おまけに付けて下さり、そればかりか
葱と鰹の風味の利いた美味しいねぎ焼きまでごちそうになり
更に更にみかんまで頂いてしまいましたー
ありがとうございます、却って申し訳がないです、本当に
二人の美人陶芸家にお相手して頂きながら食べるねぎ焼きは
格別で御座いました
気が付けば13時をまわっている
やべっ、予定を大幅にオーヴァーし過ぎ
取り合えず一旦帰宅して、本日の戦利品を仕舞い、しと眠り
さて、明日 9時までに到着出来るかな ?
あ ! 先生方本日はありがとう御座いました