個展に行って参りました

hirunesai2009-06-10

行こうか行くまいか

迷ったけど行って来ました

結果から言えば・・・


行って良かったー


仕事終わって明日香画廊さんへ

いざっ!!

入ってすぐに焼き物を凝視・・・

するまでもなく

違う ! 明らかに違う!!

おいらでも分かる

釉肌や土

厚みのある釉、貫入の入り方も違う ねっとりとした釉肌

やわらかく焼〆られた土

唐津 櫨の谷窯 吉野靖義先生の本手唐津

迷うなぁ〜

単純にお値段だけならば高目

しかしながら作品を見れば、全っ然 高くない

寧ろ 御値打ち ! !

必死 (笑) で見ていると先生が声を掛けて下さる

気取らず自然な感じで


うーん、どうしよう。どれにしよう

本手唐津も良い !!

唐津も良い !!

粉引も良い !!

湯呑みなんて一つ一つ形が違うんです

湯呑みでこれだけブァリエーションがある方ってちょっといらっしゃらない

迷いに迷って (本当に予算があればなァ)

粉引の湯呑み 7500円と皮鯨本手唐津のそば猪口 3500円 を頂く


お茶をよばれながら、明日香画廊の社長さんに

昔の陶片と唐津の土について書かれた本を見せて頂く

朝鮮半島から来た陶工は陶土ではなく磁土で焼き物を焼こうとした

自分達が今までそうしていたように

しかしながら唐津では磁石が見つからずに頁岩などを使ったのでは・・

という内容

(但し、wikipediaでは元々朝鮮の白磁は土物で、

その陶質青磁が古唐津に近いと書かれているので

単純に似た素材として使われたのかもしれません)

確かに陶片を見ると粘土というよりは石がボコボコと割れた感じ


でも、すごいです

唐津の陶片を師と仰ぎ

その土の処理方法を考えられ、また素材を探され

焼成方法も探究されて

私には古唐津の知識など全くないのですが (焼き物についても全く  笑 )

先生の唐津焼は魅力一杯です

当然吉野先生の弛まぬ御努力があってのこと

しかし、ここまで来るには

様々な人の縁や物との縁があってのこと

唐津焼に愛されている と言ったら言いすぎでしょうか

(ちょっと気障ですか ?)


箱が付いておりますので二週間ほど掛かります

??? … どうやら湯呑みは木箱付きという事らしい

すいません、えっと 別料金ですか ?

こういうものは何も書いてなければ料金に含まれてます と社長さん

    恥ずい。

でも聞くは一時のはーじー  です

皆さんこういう時は料金に含まれてますからね。分かりましたか 笑


お茶を頂き、お支払いを済ませたころ

表に出られていた先生が戻ってこられる

せっかくの機会・・・なれど、

あまりに無知。何を聞いたらよいのか思い浮かばない

声を掛けていただいた折も、たいしたお返事も出来ず

先生 すみませんです


先生に(簡単ですが)頭を下げつつお暇

表に出られていた社長さんと暫しお話させて頂き

そば猪口持ってご機嫌で駐車場へ

次に唐津に行くときは・・・忙しいなこりゃ