午前〜昼過ぎと所用をタラタラと片し
昨日けらもすのブログでyasudaさんが書かれていた
ブログに書かれていた通り
本当に係の方が付きっきりで説明して下さるので
大変勉強になりました
基本的には鎌倉〜安土桃山あたりが好物なのですが
それぞれの時代でにやにやしてしまうものがありました
当然といえば当然なのですけど
少しばかしですが感想や伺った話なぞ
説明して頂いた中で驚いたのは水切れの良さについて
雀口の小壺(時代は忘れた)と江戸時代の徳利で
どちらもぽてっとした口なのですが
水切れは抜群なのだそうです
最後の一滴まできちんと切れるのだとか
やはり道具にはいろいろな知恵や技術が詰まっているのですね
もうひとつ、常滑焼について
酸化気味の赤っぽい焼けへの移行は
へえええ、そうなんだ
つか常滑に赤っぽいっていうイメージがなかったので
(朱泥は別ね) 二度吃驚
なんか常滑の焼き締めって茶褐色っぽいイメージやったからなあ
また常滑にお勉強に行かんならんな
全然別ばなになるけど
赤っぽい焼けになったのは室町時代に窯がある程度大きくなってから
窯が大型化して酸化気味の焼成になったからなのか
元々の焼成技術が酸化気味だったからなのか
それともそれらの複合が要因かはっきりとは分からないそうです
焼き物の形にも似たような側面があるそうで
単に道具としての使い易さ
製作者側の作り易さや窯詰め窯焚きなどでの扱い易さ
それらの複合要因で焼き物の形が決まってくる
備前の擂鉢の立ち上がりが直線的なのも
古くは棚板を使わずに重ねて焼いていた為、重ねるのに都合が良い
直線的な立ち上がりへと変遷して行ったのだそうです
それから平川 忠先生達が土で作った窯で焼かれた
備前焼も展示されていました
巡回展は残念ながら今日までですけど
出土品の展示などもされていますので
お近くにお越しの際に、寄られてみては如何でしょう