没後90年 富岡鉄斎展

目覚めると 8時前

あら ?! 5時過ぎにアラームをセットしていたのに・・・

まあ、いいか

PCを起ち上げて旅程を変更

10時半前の電車に乗り込み、新見を目指す

12時40分過ぎに新見着

観光案内所でパンフを頂き、新見美術館へ

本日が最終日の、没後90年 富岡鉄斎展に

今まで興味を持っていなかったのだけど

ここ最近ちょっと興味が出てきたのでお邪魔してみることにした


入館して最初の芙蓉図の扇にゴッツーーンとやられる

見に来て良かったです

一度は鉄斎先生の絵と書の実物を拝見しておくべきです


一つ一つの作品については語りません

と言いますよりも、語れません

絵や書に関してはまったくさぱすぱなので

小並程度でご容赦願いたい ( 2日続けてか 苦笑 )


兎に角、書の線

以前、良寛さんの書の線には草木水石魚かという様な

自然そのものを感じたことがあるのですが

( と言っても実際には拝見していない、本で見ただけ  苦笑 )

今日拝見した鉄斎先生の書の線も同様に自然そのものを感じました

ただ鉄斎先生の線は同じ自然そのものと言っても、また別なテイスト

線が山そのものであったり、悠々と流れいく水の流れであったり

はたまた吹き抜ける風であったり、と

圧巻です


書の濃淡

単純に ( 墨の ) 濃い文字の方が目立って感じ方も強いのかな ?

と眺めていたのですが

淡い文字でも存在感のある文字がある

場合にもよるけれど、注意して見ていると

その濃淡の構成、ヴァランスによっては

淡い文字の方が実に深い存在感を現していることがある

人間と同じ

目立つ人間の影響力は確かに強いのだけれども

その実、目立たない人間の方が

周囲に深い影響を与えている場合がある


何となく書と絵を眺めていると、書の部分と絵の部分の構図が

相対している様に思えてくる


すみません

これぐらいで勘弁してやって下さい


見終わった後、今回のものではありませんが

鉄斎と蓮月展の図録と武陵桃源図のポストカード

幸喜雛のキットを購入

2400円也


美術館を出て暫しカメラ片手に散策


17時前の電車にて帰路に就く