十二窯さん !

昨日はワークショップの後

ご飯を食べ、炭の湯さんで一っ風呂

風呂に入っている時点で、眠い  笑

2時間程の睡眠やったから当たり前か  笑

その後マンガ喫茶で寝落ち


9時前にマンガ喫茶を出て電車に

尾張一宮名鉄に乗り換え岐阜の笠松駅で下車

途中、美しい桜の木が花を咲かせている

駅から15分程歩き、本日のお目当ての

十二窯さん ( 坪井琢郎先生 ) に到着

挨拶を済ませてから、奇麗に片付けられた工房にお邪魔させて頂く


こちらの十二窯さん、体験 ( 3800円です ) としては割り合いと珍しい

手捻り 1点と轆轤 1点のコースがあります

( 他に手捻りのみ 2点のコースと轆轤のみ 2点のコースがあります )

色々と丁寧にご指導下さいますし

手捻りの折に大きさは30cmくらい迄ならOKですとも仰っておられました

( 轆轤の方は大きさの制限を確認しておりません )

坪井先生曰く、陶芸の楽しみを知って欲しい

とのお気持ちからだそうです

なかなか無いですよ、体験で30cmわ

水指なんか余裕ですよね

・・・

と、書いてから今気がついた

俺も水指作らさせて貰えば良かった  orz 笑

藁灰釉か灰釉で焼いて頂けば、なかなかの逸品が出来そうです


坪井先生は美濃の青山禮三先生に師事されたそうです

最初から陶芸を ! という感じではなかったそうで

一時怪我か病気かでお体を悪くされて働けなくなっていた折に

陶芸の仕事を紹介されたのが切っ掛けだとの事

人生とは面白いものですねえ


作品はガス窯にて焼かれ

最後に窯全体を燻すのだそうです

それに因って微妙な色味の窯変を取るのだとか

土、鉄釉、灰釉などが静かな表情を見せていました

また掻き落としの作品も作られていた

模様自体はシンプルな模様でありながら

全体としては手の込んだ作品が多かったです

先生のスタイルの一つとしてこれからも作っていかれるとのことです


他には粉引きの作品も

以前は萩の様な粉引きを焼かれていたそうなのですが

こちらは一度、配合等を見直されたとか

デパート側から 3回程言われた為だそうです

こういう直ぐに汚れてしまう様なものは要らない という主旨のことを

先生も当然ながら

汚れるのではなく、陶器というものはこのようにして育てていくものです

という主旨のことを言われたそうですが

相手からの返事は

そんなことは分かっている。そんなものは要らない

という内容のご返事だったとか

・・・本当に近頃のデパートってさ

売れればいい売っちゃえばいい 過ぎるよねえ

お客様を育てるという気概は皆無なんだろうねえ

お客様を育てるということを少しでもやっていれば

陶器を育てるということも分かるでしょうに

陶器はね、汚れることによって味わい深く美しくなっていくもの


御本手について

鉄分が集まる

還元、酸化の変化

温度帯的に 2ヵ所のポイント

徐冷時

釉のピンホールのところに出来易いと、予め針で穴を開ける方もいるとか


体験の土は信楽の土、だそうですが

信楽といっても土屋さんがブレンドする際に

瀬戸の土を混ぜたりすることもあるそうだから、どうでしょうか ?

一応は信楽の土です  笑

とのこと

産地は兎も角、作り易い土です


最初に手捻りの方からさせてもらいお茶碗を

中側の見込みから腰の辺りの立ち上がり部分で

お茶碗の雰囲気が変わる、とのお話


手捻りである程度出来たら暖房機の前で乾かして頂き

その間に轆轤で一品

こちらはお茶わ・・・ではなく、小鉢

に、なりました   苦笑


そして再び手捻りの方の仕上げ

うーん、満足じゃあ

手捻りのお茶碗は灰釉で

釉薬サンプルの微妙な色の変化が素敵だったので

轆轤小鉢は藁白でお願いしました

楽しみです

坪井先生ありがとうございました


お送り下さるとのお申し出を辞退して駅まで再び歩き

再び名古屋に戻る

暫し散策

夕方炭の湯さんで一っ風呂

電車に揺られ岡山へ

楽しく充実した 2日間でした



あ、作品の画像を撮り忘れたぜえ orz