勾玉の形

とある方のブログを拝見した

その方は糸魚川翡翠にかかわる仕事をされておられる方で

ある日、車に轢かれ大怪我をした野生動物を見つけられた

その方はその野生動物をなんとか助けようと

動物病院に連れて行かれたり、行政などとの遣り取りをされた

また、助かるように、との願いを込められて

糸魚川で拾った翡翠で勾玉を作られた

しかし、その動物は亡くなってしまった

 

ブログを拝見した時に不意に思った

個人的に、勾玉の形というものは

牙が元になっているのだと思っていたのだけど

若しかしたら初期の勾玉は

亡くなった方の魂魄のようなものを

身に付ける為のものではなかったのだろうか

亡くなった方、生き物が

元の形 ― 胎児の形 ― に戻った形

それを身に付けておく為のものだったのではないのかと