電車に乗り結城へと向かう
目的は結城紬の機織り体験
8時半頃結城着
予約の時間まではまだ 1時間程ある
カメラ片手に散策
漆喰塗りの古い土蔵などを見て廻る
9時半前、小倉商店さんの郷土館へ伺う
挨拶を済ませ早速に体験開始
本日はにゃんと地機での機織り体験をさせて頂くのです !
貴重ですよね !
体験で使用する糸は結城紬と同じ、とは やはりいきません
素人が体験するには難しいし、時間が掛かり過ぎてしまいます
経糸は通常よりも切れ難い糸、緯糸は太い糸を使用します
さてスタートです・・・の前に
前日から風邪で鼻水が凄い事になっていたのですが
よろしかったらとティッシュを出して下さいました
すみません、ありがとうございます
では、改めて
まず右足に紐をはめてもらい、経糸の取り付けられた棒
(前がらみというらしい) を
腰当てを使って腹の前の位置にセッティング
準備としてはこれだけ
準備が出来たら、説明を受けながら実際に織ってみます
まず右足を手前に曲げます
そうすると右足にはめた紐を手前側に引っ張ることになります
何をしているのかというと、この右足の紐を引っ張ることで
綜こうに取り付けられた下糸が上に来て
経糸の上下を入れ替えているのです
右足を引いたら経糸の上糸と下糸との間に、右側から
杼 (緯糸がはめ込んである) で緯糸を通します
大体緯糸が経糸の横の幅の真ん中に来るあたりまで
通したら右足を元の位置に返し杼を手前に打ち込みます
これで緯糸が打ち込まれます
それから指で引っ張り緯糸の調整をします
ここでちゃんと調整をしないと
緯糸の両縁が不揃いになってしまいますので
調整が出来たら今度は筬を手前に 2,3度打ち込みます
次に右足を前に伸ばします。経糸の上下が入れ替わります
今度は左側から杼を同じように入れて打ち込み、指で調整して
筬で 2,3度打ち込みます
これを左右交互に繰り返して織り上げていき
ある程度織れたら織れた布を前がらみに巻取り
再び続きを織っていきます
緯糸の色を変えたいときは別な色の糸をはめた杼を
経糸の間に通していきます
で、最後10分ほどは先生に仕上げをして頂きます
それで完成です
まあ、素人ずぶずぶなのでこの程度の説明しか書けませんが
つか、間違ってるかも 笑
取り合えず実際に織ってみて
普段使わない (身体の) 部分を使うので、結構疲れる
重労働です
集中力がキープ出来ない
太い緯糸でさせてもらってこれですから、実際の結城紬だと・・・
真っ直ぐに打ち込めない
=真っ直ぐな縞模様にならない・・・
機織りの音が職人さん (作家さんかもです) とオイラでは雲泥の差
当然っちゃー当然なんですけど、オイラのはほとんど力技・・・
でも、感想としては
目茶目茶楽しかったです !
それから、糸つむぎや絣括り地機での織り、そしてその他の工程
物凄い手間を掛けて結城紬は出来上がっているということを
ほーーんの一部分ですけども、身をもって知ることが出来ました
体験の途中に、職人さんはこの大変な作業を1日に
8時間とか 9時間とかされているというお話を伺ったのですが
それでも 1反が織り上がるまでに早くて一月
物によっては 1年ほども掛かるそうです
うぅ〜考えただけで気が遠くなる
本当に貴重な体験をさせて頂きました
小倉商店さんありがとうございました
あ、体験コースは 2時間で3150円のコースでした
因みに織った作品の持ち帰りが出来るのは 2時間以上のコースですので
体験してみよう ! という方はお間違えのないようにして下さいませ
さて、小倉商店さんをあとにして
(本当は少し作品を拝見したかったのですが、鼻水がひど過ぎて断念)
ゆでまんじゅうや桜餅を道端にへたって食べながら腹ごしらえ
そのまま、つむぎの館へ
地機の次は高機の体験です !
イェイ
と、いってもこちらは予約をしていないので
取り合えず (鼻水がやや治まったので) 結の見世で
まるい小銭入れを購入。1500円くらい
その後、飛び込みで体験をお願いすると、直ぐに対応して下さり
無事体験させて頂けることに
コースター織りのコースは原則予約なしでも対応して下さるそうなのですが
(詳しくはホムペを。体験料は1000円です)
素早く対応して頂きありがとうございました
先生が来られるまで暫し見学をし
先生が来られて直ぐに体験開始
まずは緯糸を選び、それから高機への座り方の説明をして頂きます
これは、割愛します 笑
先生が手伝ってくださいますし、別に難しいものではありませんので
座ったら下にある板の内、浮いている 2本の板に両足を乗せます
片側に右足、もう一方の板に左足を乗せます
はい、織り方いきます
まず右足の乗っている板を踏み込み
緯糸のセッティングされたシャトル
(地機の杼にあたりますというか、高機でも杼と呼ぶのかも ?) を
右から左へ、上糸と下糸の間に通します
そして指で緯糸の縁が揃う様に緯糸を指で調整し筬で 1回打ち込みます
打ち込んだら今度は、左足を乗せている板を踏み込み
右の板は元の位置に戻します
それから筬を 2度打ち込みます
あとは地機と同様に左から、右からと左右交互に繰り返して
織っていきます
ある程度織れたら仕上げに入るのですが
先生に急用が出来たらしく、見習い先生に交代
で、仕上げの説明をして下さっているときに
ぐるるるるぅー
先生のお腹が思いっ切り、鳴る 笑
やはり若いと食欲も大盛ですね
いや、和みました
その辺に突っ込みを入れつつ仕上げ工程を進めていき
コースター完成 !
あ、糸の説明が抜けてた
体験で使用する糸は
縦糸は南斗 ! 結城紬と同じ糸 !!
緯糸も結城紬と同じ物なのですが
やはり、素人さん向けということで
何本かの緯糸を束ねて、少し太さを出してるものです
いいでしょう
さて体験が終わり
本場結城紬染織資料館 手緒里を拝見してつむぎの館を離れる
奥順さんありがとうございました
その後は結城観光物産館でコンパクトミラー (500円程) を購入し
スーパーで昼飯をキープ後、駅に向かう
駅に着くと、駅前の広場で子供達がダンシング !
多分、明日10日開催のゆうき物産まつりでのダンスかな
頑張ってね
このまま結城市を離れようと思ったんやけど
やっぱりねー、折角だしねー
一つくらいは、本場の結城紬物が欲しくなる
慌てて、駅前の結城市民情報センターへ行き
1Fの物産センターを物色
‘本場’ 結城紬の財布を購入
4000円也〜
イェイ
駅で荷物整理をして15時過ぎ頃、結城市をあとにする
いやいや、楽しかったわ
その後は秋葉原で催されていた青森の物産展でお菓子を少しばかり買い食い
秋葉原駅から徒歩圏の神田クアハウス江戸遊さんでしとっ風呂浴び浴び
(銭湯 3時間コースの450円也)
少しふらついてから、川崎へ
マンガ喫茶泊です