小橋順明先生陶展

hirunesai2014-01-03

夜中起き

旅の段取りの続き

明日から北陸


朝方段取り終了、からの

年賀状書き  苦笑

基本頂いた方にお返しするタイプ ? なので


倉敷へ車を走らせる

天満屋さんへ

今日から始まる個展

備前

  小橋順明 陶展

    −はじめまして−

にお邪魔する為


結局先生は食事で席を外されていたので

お会いすること叶わず、お話は伺えませんでしたが

今回の作品、良いです、とても

全体的に細やかな胡麻が多かった印象

渋目なもの、渋く華やかで静かなものが多かったかな

そして土、胡麻に潤いがある

殊にカセ胡麻、潤いのあるカセ胡麻

瑞やかな照りがとても

他にも一部ですが、曇ガラスの様な質感の胡麻もあり

ぐっ と唆られます

徳利と花入れは可也来ますよ

恋人と見つめ合うくらいの気持ちで、お手に取り

じっくりと見てみて下さい


細工物はよく分からないのですが

これはいいな、と思った獅子があって

値札を見ると・・・

思わず桁数を数え直してしまいました  笑

やっぱり細工物は特に、そうなっちゃいますよねぇ

手間暇や焼けの精度を考えれば当然

でも、不図帰りしに考えたんだけど

細工物で青備前中心の作家さんって珍しいよね

( オイラが知らんだけか ? )

早く小橋先生の青備前獅子摘宝瓶を拝見したいな

勿論、極薄の軽〜い宝瓶

でも、もし実際に作らはっても、オイラは見るだけだけどね  笑

お値段もかなりの額になるだろうし


フランスの土の作品も並べられていました

これはこれで嫌いではないです

鶴首の徳利のカセ胡麻や引き出しの徳利の質感色合いなど

なかなかに面白いです


で、あれやこれやと勝手な感想を並べていますが

オイラが頂くのんはいつも通り酒器で御座います

最終的に 2つで迷いました

片方は、もうね、所謂、焼けが目茶目茶いい ! というもの

焦げの胡麻も石もしっかりと融けて

見込みは茶〜焦げ茶〜黒のビードロが流れ

熾きに埋もれていたであろう外側も、しっかりと融け

その表面の大部分がガラス質のビードロで覆われたもの

当然見込みのビードロ部分は水気を含めば、より輝きを増します


もう一つは見込みにはややマットな黒胡麻

周りにはブルーグレイの瑞瑞しさのあるカセ胡麻と

よく融けた石

融けた石も吹き出すように融けたもの

カボッションカットの貴石のように融けて丸くなった石など見所満載

こちらの見込みの胡麻も酒を注げば、可也違う表情を見せてくれそう

美しいモザイク模様が見られそう

そこまで派手な焼けではないけれど、静かでちょいと華がある


で、迷って迷って

目茶目茶焼けのいい方を頂きました

8400円也


小橋先生の個展は 9日 ( 木 ) まで

先生のライフワークである急須も、今回は

潤いのある焼けのものが多かったやに思います

是非、お立ち寄りして、見てみて下さい