明日香で古代ガラス製作体験 !

hirunesai2015-06-21

夜から朝にかけ

雨が降ったり止んだり

早朝から動こうかと思っていたけど

疲れもあるし、のんびりとすることにした


9時過ぎに宿を立ち、今日も明日香へ

万葉文化館に車を停めて目指すは飛鳥坐神社

古式懐しき神社でもありますが

某天下の奇祭が有名な神社さんですね


お社を潜り、少しばかりありがた〜〜いお守りなどを拝見してから

石段を登る ( 買うのは後ね 笑 )

流石に歴史のある神社さん

なに毛、いや何気に趣がありまする

趣のある写真を撮りながら、また別な意味で趣のある石の写真を撮る

・・・・

なんか、妙に変な言い回しで書くとあれやけど

でもね、正直に言うとね、全然いやらしい感じはしないの

寧ろこういった信仰の場は切実に子宝の願掛けをされる方や

子供を授かったことの喜びの報告に来られる方が多いので

少し朗らかで仲睦まじい感じの空気が感じられるのです

陰陽石が並んでお祀りされているお姿は

とても穏かな佇まいです


社務所に戻り ‘ お守り ’ を購入

飛鳥坐神社特製 陰陽魔除守 800円と

飛鳥坐神社特製 ストラップ守 500円

ストラップ守は一つ一つ形が違うので選ばせてくれるのですが

オイラの選んだストラップ守を見て応対して下さったマダムが一言

「細過ぎません ? 」

なんだ、皆太いのを買うのか  笑

単純にオイラは長いのを選んだんだが  笑


コホン・・・さてさて

続きましては飛鳥寺さんです

言わずと知れた日本最古の本格的な仏教寺院

先にお庭を拝見

飛鳥寺に入る前に鐘を打つ音が聞こえていたので、まず鐘を見に行く

階段で鐘楼に登ると

‘ 連打禁止 ’ の文字が・・・やはり鳴らせるのか !

入る前に聞こえて来た鐘の音が 1回だけやったので

ひょっとこして・・・と思っていたのだけど

早速に鐘を撞く

くぉおお゛お゛お゛お゛お゛お゛おーーーーーーーぉーぉーぉーんn-n-

うーん、なかなかに良い音。満足ぢゃ


庭で写真を撮っていると、少し離れた所を

ぴょんぴょんと蛙が跳ねていく

おやおや、写真に撮ろうかね、と近付き

カメラを向けてズームにした瞬間・・・・・

Σ(; ゚Д゚) !!!!!

なんと、1匹だと思っていた蛙が実は 2匹

しかも片っ方がもう一方の背に乗っかっているではあーりませんか !!!!

( ゚д゚) ・・・・

(;´Д`) こ・・・・これは・・・

゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚ キマシタワー・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!

そう、夫婦蛙 !!

なんという奇特 !!!!

既に飛鳥坐神社の御利益が絶賛発動中とかー !!!

いきなし、仲睦まじき蛙とはーーー !!!

流石は霊験あらたかな神社よ !!!

オイラも素敵な相手と巡り逢ってにゃんにゃん・・・

いやっ、ゲコぴょんしたいものよ !!!


コホン・・・さてさてさて

蘇我入鹿首塚

一体どのような人物だったんでしょうねぇ

歴史は常に勝者の歴史なので、今となっては・・・ですが


再び飛鳥寺に戻り中へ

飛鳥大仏です

お寺の方のお話だとこの大仏様、野晒しになっていた時期もおありだとか

それを土地の方達が守ってこられたのです、とのお話

そういうような大仏様なので 1枚くらいならお写真を撮って頂いても

構いませんよ、と

ありがたく撮らさせて頂きました


飛鳥寺の門を出て直ぐの売店で赤米のおむすびを買う

1つ 100円也

のんびりと万葉文化館に戻り駐車場傍の土産物屋へ

富本銭のレプリカを購入

車中にて先程の赤米むすび 2つを食べる


駐車場を出て、お次は明日香村埋蔵文化財展示室に向かう

本日のメインイヴェント、古代ガラス製作体験です !

まず明日香村埋蔵文化財展示室の入り口で予約していた旨を伝え

奥の工房へ

他の参加者さんが遅れていらっしゃるとの事で暫し待機

その間に簡単な説明など


インストラクターの方々は10時頃から来られて準備をして下さり

2時間半ほど掛けて炉内の温度を上げて下さっているのだとか

凡そ1000℃近くまで上げないとガラスが融けないそうです


古代のガラスの色は思っていた以上に豊富で

緑、黄、青、赤っぽいものから褐色まで本当に様々

( 体験で持ち帰れるのは緑かな ? )

炉の温度、不純物、炭の灰などで変わるそうです

また温度が上がり過ぎると色が薄くなったりするのだとか


成分としては鉛が一番多く含まれていて

明日香で発掘された古代のガラスの鉛は山口で採れた鉛


少し鞴を吹かせてもらう

鹿の皮と木で出来たもの

最新の機械を作るより、こういうものを最初に作った人の方が凄げえ

と思うわ


体験で持ち帰るガラスを 3つ選ぶ

自分で管にしたものではないのが、残念也

まあ、時間的なものと、あとインストラクターの方が仰られていた通り

管に出来ないときもある、からだろうなあ


遅れられていた方が到着。体験開始です

体験者はオイラ、若いカップル、小さい女の子を連れられた家族連れです


体験内容は大きく分けて 3つ

一つは炉の中で融かしたガラスを 2人で管ガラスにするもの

それから七輪を使い予め適度な幅にカットされた管ガラスの

角や切り口を丸めるもの

そして出来上がった古代ガラスのビーズをストラップにするもの、です

これらを各自同時進行でやっていきます

オイラはまず七厘での角丸めから


砥の粉を塗った型に短くカットされた管ガラスを乗せます

刈萱を巻いた鉄芯を短い管ガラスの穴に刺し込みます

それを七輪に乗せて蓋 ? 覆い ? を被せ、黙々と温度を上げます

ある程度温度が上がり角が取れれば OK です

なかなかきれいな形にはならないそうです


さていよいよ管ガラスです

難しい

インストラクターさんが的確な指示を出して下さるのですが

その指示に付いていけない

インストラクターの方々誠にすみませんです

ということで、 1回目は失敗


あ、手順だけ

最初に坩堝から融けたガラスを鉄棒に巻き取ります

これを 2回

このときの巻き取るガラスの量が

多過ぎても少な過ぎても後がやり難くなるのだとか

次いで鉄棒で巻き取ったガラスを台の上で円盤状にします

円盤状にしたらすぐさま先が丸い突起のようになったところに乗せます

自然と円盤状のガラスの端が下がっていき

ガラスはドーム状になります

そしてドーム状になったガラスを 2つ合わせて

再び炉の中に入れます

ガラスが再びやわらかくなったところで炉から出して

ゆっくり引っ張っていきます

管になったら、はい、完成です ! !


暫くして、管ガラス 2回目のお声が掛かる

お世辞にも順調とはいえないが

なんとか、管になったわーーー

インストラクターの方々の御指示のお陰です、というよりも

インストラクターの方々の ‘ 補助 ’ と

ペアの相方をして下さった女性のお陰です

正直に申しますと、オイラが足を引っ張った感が

苦笑苦笑でした


次にストラップ作り、で

これはまあ、そんなに難しいものでもなく

完成 ! です

インストラクターの方々、他の参加者さんありがとうございました


体験後暫し車中にて休憩後

思ったより時間が余ったので甘樫丘へ

赤い落ち葉が美しい

展望台から一帯を眺める

割りと開けてるっつーか結構平地が多い気がするな

山も高くないし


明日香村を離れ

あすかの湯さんで一っ風呂

仮眠を少しばかり取る

その後スーパーで晩ご飯を買い食い

どうせ途中で眠気に勝てなくなるだろうからのんびりと無理をせず

明日の午後までに帰ればオケ


いやーそれにしても 2日間楽しかったわー

濃密な時間