ちんゆい そだてぐさへ

一時四十五分、出立ぢゃ

二時間程度の仮眠 &

前日は三時間少しの睡眠

大丈夫かいの ?

と、心配やったけど

三時間程で大坂に

五時間弱で奈良のゆららの湯さんに到着

コースはいつものコース

2号からヴァイパスを明石西迄

そこから再び下道2号 → 43号

→ 25号 → 24号の道のり

 

コンビニの弁当で腹を拵えて

ゆららさんで朝っ風呂

気持ちがいい & 心地いい

五月の爽やかな青空の下の露天風呂は

御褒美ぢゃな

 

さっぱりとして大和郡山

三の丸駐車場に車を止め

大和郡山城址

本日と明日開催される

ちんゆい そだてぐさ に

れっつらぎょー

 

まだ少しばたばたと

開場前の準備に追われている

関係者さんや出展者さんの間を抜け

城門を潜り、少し写真を撮りつつ

10番のブースへ

伊賀焼の須釜優子先生

本日、ちんゆい そだてぐさに来た

一番の目的 !

早速に拝見す

 

悩ましい

所謂、備前の熾きに埋もれた様な

複雑で美しいガラス質の色味の焼けの酒器達と

伊賀のビードロと焦げの作品

どちらも欲しいところなれど

今回はビードロと焦げの

筒酒器と大き目のマグカップ

二作品を頂くことに

二つで12000円也

 

須釜先生に伺うと

両方とも二度目の焼きで

炭に拠る焦げをつけたものだそうです

無煙穴窯での焼きで

土は勿論伊賀の土

1280℃

 

筒の酒器の方は

白くなった地に

緑~青緑のビードロの濃淡が美しく

見込みに迄もビードロが流れ落ち

また昇る様に流れる焦げの

緑掛かる黒~灰色が荘厳な音を感じさせる

渋い焦げと当に今の時期の緑葉の様に

瑞々しいビードロとのコントラストが

堪らない、美しい

マグカップは存在感がたっぷり

黒、灰褐色の焦げ、暗い紫蘇色

肌色掛かるオレンジ

幾筋も流れ落ちるビードロ

見込みのビードロは貫入の入り方も

とても美しい

 

作品を拝見している折

灰の量が多く必要なことやその為の手間

伊賀の七度焼きや

無煙穴窯の焼けの可能性などのお話を

聞かせて頂きました

無煙穴窯の可能性について話されているときの

先生の目の輝きはとても印象的でした

須釜優子先生ありがとうございました

 

須釜先生のブースを辞し

後は・・・見て廻る

触らない

志野や織部色の素敵な焼もんが目に入って来ても

触らない

触ると欲しくなっちゃうから  笑

 

だーーーっと素敵な作品達を

見て廻り

キッチンカーの前では息を止め

香りをやり過ごし

一時間程で会場を出る

( 他の作家さん御免なさい )

 

折角なのでといいますか

出掛けに金生稲荷神社さんの金狐さんと

王子稲荷さんの狛狐さん達に

行くように言われた気がしたので

大和源九郎稲荷神社さんへお詣り

絵馬を頂く 八百円也

穏やかで優しい明るさの感じられる

お稲荷様でした

 

大和郡山を出て眠気と闘いつつ

南方へと車を走らせる

途中日本一たい焼きに寄る

お抹茶あんを頼むも

既に売り切れとのこと

未だ12時半やのに orz

仕方がないのでカスタと白あんを頂く

 

観光者向けに用意された駐車場に車を止め

少し歩いてお気に入りの場所へ

 

空気が変わったなと思ったところで

肩周りがすとっと解れる

 

緑の草が茂り陽の光に透ける緑葉の重なり

小さな花たちがあちらこちらに花を咲かせ

蝶達が舞い、鶯など鳥達の囀りが響き渡る

美しい空間

殊に今日はアザミの美しい赤紫が

目に飛び込んで来る

 

石階段に座らさせて頂き

写真を撮ったりしながら

一時間程のむびりと過ごさせて頂く

今回はほんの少し、何となく

近くに感じさせて頂いた気が致しました

かなり身体も心も穏やかに緩めて頂いたと

思います

ありがとうございました

 

地元の方達でしょうか

何組かガイドをしながら

散策の方達を率いて来られたので

お暇することにしたけど

今日は帰り去るのが名残り深く感じる

少し離れてその場所を眺めていると

ある種、三陸大王杉と似た様な

美しい感覚を感じ

暫し眺める

 

車に戻る

車に乗り込み不図目を遣ると

少し離れた先に青い鳥が

写真を撮ろうとカメラを探す一瞬の内に

居なくなっていました

帰って調べてみたけど磯鵯でしょうか ?

そういえば磯鵯の鳴き声も

聞こえていた様な気がします

 

さて、どないしょ、と考える

西方面へ行くことに

 

眠気を何とか誤魔化し誤魔化しかつらぎ町

道の駅 紀の川万葉の里さんに着いたのは

16時半頃

残念ながら梅肉は無し

売り切れたものか、もう売ってないんか

まあ、どっちゃこにしても残念無也

代わりに赤紫蘇を

天日塩と梅干し漬酢で漬けたものを頂きました

250円くらい

 

そのまま道の駅にて二時間程休憩し

川辺の湯安庵さんへ

いつの間にこんなところに

スーパー銭湯が出来たのか

大学の時に隣接の川辺ゴルフセンターさんには

何度か来たが確かスーパー銭湯はなかった気が

吃驚した !

二時間程のむびりと

 

21時過ぎ出立、やけど

素直に岩出から大阪に出るか

それとも懐かしい和歌山市内を少し走ってから

岡山に戻るか・・

まあ、和歌山市内経由にするか、と

和歌山市内方面へ

これが、間違いやったわ   笑

もう土地勘自体が略々ゼロになっているし

新しく道が出来ていたり

しかも夜だでよ、で

さっぱすぱやったわ

もうどこら辺を走っているのかも

分からん様な状態  笑

 

住んでいた辺りもすっかり変わっているのは

何年か前に走ったので知ってはいたが

改めてその激変振りに驚く

 

あの美しい孝子峠の山桜は

如何なったのだろうか

想いでの場所が変わってしまっている

と、いうことは時に、寂しさを感じさせるものだ