泉裕理先生 窯出し

hirunesai2010-04-25

家から40分少々、牛窓

鳥が多くて長閑な景色

予定通り少し早目に着いたので

ひとつ工房さんでパンを買い、腹拵え


13時前に 備前焼工房いずみさんへ

犬君がお出迎え

(時々パクリと噛むことがあるので ご用心! だそうです)

泉先生も出て来て下さり、工房展示室へ


おおっっっ!! こってり!!

こってりや!! (某ハンバーガー店みたい 微笑)

茶色の胡麻が沢山掛かって

チョコレート色の釉薬が掛かっているみたい

先生も 4度目にしてこってりです と

土も変えられ、いつもより引っ張られたとか

ワクワクしますねぇ


拝見しながら、ちょこちょこと質問

初対面にも関わらず(以前、陶苑さんでお見かけした時の印象から)

先生、気が強いですよね ?

先生も そうですね・・初対面の方に言うのもあれですけど・・気は強いです 笑

(初対面にも関わらず失礼致しました 笑)


土は5,6種類ほど


徐冷が違う ?


出身は岡山

元々職人になりたかったので

陶芸の道へ進もうと試験を受けるも、軒並み返り討ちに・・・

ものづくり系の大学に進み、卒業

職人への夢が諦められず 女職人の本を読んで

備前陶芸センターへ。先生曰く

(陶芸で)全部、落っこちたのがどこかに引っ掛かっていたのかもしれません


永末隆平先生に師事後、御自分で窯を築かれる

手伝ってもらいながらも御自分で数ヶ月かけて完成 

(やっぱり、こうと決めたら女性は強い!)


胡麻が多いと器同士のくっ付きが多くなるので、少しガードされているとか


お皿は型物が多いそう

型は御自分で作られる


おしゃれなコーヒーを頂き

引き続き拝見


渡邊先生の御自宅を御存知ないとの事なので説明

(つか、渡邊先生のHPを御覧になられた方が早いのでは・・)


お客さんは女性が多いとか


御自宅の方にも一部展示されているので、そちらも拝見

おお!! こっちも良い

片口が良さげなので、迷う

うん ! こっちだ !! と決めた瞬間

おっ !!

右手にあった、ぐい呑み達と ぱち! と目が合う

片口を元に戻し、いそいそとぐい呑みの元へ・・

その様子がおかしかったようで、先生に

可笑しかったです と笑われる


選ぶのに時間が掛かるので、優柔不断で・・と言うと

先生も結構悩まれるとか

お店で見て、家に帰り、それでも欲しい! と思うものを買われるそうです


ぐい呑みの値段を尋ねると

手びねりを始めたばかりなので、そちらはサービス価格で

○○○○円です

えっーーっっっ!? 安過ぎやろ!? コロガシデスヨ??


という事で、4点

ころがしの徳利

焦げ茶の胡麻に、青味を帯びた胡麻、茶色の胡麻が幾重にも掛かり

それがガラス状になり玉垂れに。そして、その玉垂れの上に

‘星砂’のような金色の胡麻が点々と !!

格好良い !!


ころがしのぐい呑み

とろとろの焦げ茶の胡麻に 青味を帯びた胡麻が厚く掛かったもの


手びねりのころがしで焦げ茶、青味掛かった胡麻が厚く掛かり

玉垂れ、釉溜まりになったもの


手びねりのころがしで灰被り

焦げ茶、茶、黄、青色、様々な胡麻が豪快に掛かり

黒い玉垂れが流れたもの


お値段は

○○○○円

手びねりは内緒にして下さいとの事なので、全額も内緒です

興味を持たれた方は けらもす の 備前焼工房いずみ で !!

(徳利は3000円です)


お支払いの前に窯を拝見させて頂く

備前にしては小さ目ですが、それでも1000点ほど詰められるとか

これを、作ったのかぁ。すごいな、本当に

邑久の作家さんの窯を参考にされたとか (落柿窯さんでしょうか ?)

今回は6日間程焚かれたとの事


お支払いを済ませ、お暇

元気の良過ぎる、犬君と一緒にお見送りして頂きました

気が付けば、一時間半ほど

ありがとうございました


泉先生 窯焚き毎にステップアップし過ぎ

次回も楽しみです