10時過ぎ高島屋へ
確か岡山の高島屋って二度目くらいかな
いや、別段用事も無いし
今日から滋賀の甲賀市で伊賀を焼かれている
臥翠窯の吉村祐先生が来られている
陶芸の思想というブログを書かれており
いつも拝見しているのだけど
お会いするのも、作品を直に見させて頂くのも初めて
6Fの展示場所へ
上りのエスカレーターから左手方向です
背、高っ
先生の第一印象です。着物姿です
見させて頂きながら、説明を聞く
まずは粉引きやトルコ釉、信楽を拝見
(吉村先生は自然釉の掛かり方などで伊賀と信楽を区別されています)
信楽は割りと落ち着いた色味
トルコも綺麗な青が出ています (土の肌理が揃い過ぎなのが惜しい〜)
そして、伊賀
おおぉぉ、ビードロに焦げぇ。凄げぇー
やっぱ、生で見るときれいやなぁ
特に壺は凄い。迫力です
後、ビードロが青方向になったもの
目っ茶 綺麗
青の色味をしっかりと残しつつ、見事な透明感
で、お目当てはぐい呑み
伊賀のぐい呑みは3つ
熾きに埋もれた焦げのもの
ビードロで水気を含むと赤味の差すもの
オーソドックスだけどビードロが綺麗に流れたもの
うーん、と暫し悩んだ末ビードロが綺麗に流れたものを頂くことに
形はお茶碗をそのまま素直に小さくしたような形
高台脇のビードロの溜まりが綺麗です
お値段は・・・吉村先生がブログでも伏せられているので
内緒
1割引にして頂きました
支払いを済ませた後
持参した備前焼をお披露目する
鷹取閑山先生のぐい呑み
前嶋五一朗先生の徳利
平川正二先生のミニ宝瓶
駒方九磨先生の自然練り込みの片口
澁田寿昭先生の酒器二つ (登りの窯変ものと窖窯の鎬の緋襷)
吉村先生は澁田先生の二つの酒器が気に入られた様子でした
信楽の緋色について伺う
個人的なイメージとしてはもっと明るい緋色
先生が図録を捲りながら説明して下さったのは
もっと落ち着いた緋色でした
明るい緋色は現代信楽だそう
確かに図録の古信楽は白いものが無い
因みに五一郎先生の徳利を
抜けが無ければ古信楽の色に近いと言われてました
なるほど〜
土
土は御自分で掘られているとのこと
可也ボソボソとした土だそうで
成形後、乾燥前だと 持っただけでボソっ と崩れることもあるそうです
そうなると、その土であの壺を作るのは可也大変なこと
大きさだけでなく、あの張りも考えると
そして茶碗の話で吃驚 !
先生は茶陶を中心に伊賀を焼かれていて
茶道も習われているのですが
伊賀の茶碗は手に取る時、そんなに熱くないのだそうです
ええぇぇぇ、そうなの!?
同じ焼き締めでも備前は熱いのにー
焼き締まり方や土が違うからだそう
いやー、驚いた
先生は備前の話をさせて頂いても
話の通りが良く(特に技術的、知識的な解釈が早い)
こちらも伊賀、信楽のことを勉強させて頂き楽しめました
ありがとうございます
吉村先生の販売は6日(月)までです