行ってきた

hirunesai2011-05-01

ちゅーこって

行ってきてしまいました。我慢できずに 笑

安田龍彦さんの窯出し展示

温度が上がり過ぎた、なんて書かれたら、ねぇ


9時過ぎにバダバタと電話させて頂いて

10時頃安田さんの御自宅の工房へ

3時間ほどしか寝られずに鼻水も、で体調は低調だけど

そこは気合で何とかなるもんです 笑

安田さんにお会いさせて頂くのは昨年の備前焼まつり以来

なれど、挨拶もそこそこにて、早速に拝見


いつも通り酒器から

窖窯らしい厚みのある胡麻

白胡麻

温もりの感じられる透きとおった茶色の玉垂れ

相変わらず胡麻ののせ方が好い

器胎も緋色や黒、透明感のある明るい茶、抜けた白

少し紫蘇色のものなどもあり

土によってその胡麻も様々に

安田さん曰く、土に合わせて焚くので

流石、‘一土’ですね。無釉焼締め


そうそう、ここで安田さんから御指摘が

2010,4/29に書いた

御自分の窯を築かれる前

御二人の先生の窖窯の窯焚きをお手伝いされた

星先生ともう一方(末廣先生 ? 永末先生 ? すみません失念しました)

のところは、私の間違いです

星先生のところでは、窯焚きのお手伝いをされたことがなく

永末先生のところで窯焚きのお手伝いをされたことがある、とのことです

訂正して、お詫び致します

ずびばぜんでじだ

(2010年4/29分は訂正させて頂きました)


今回は意識して引きを抑え気味に焚かれたのだとか

前回、温度的にもう一つだった為でしょうか ?

(それでも安田さんのはよく焼けているのですけど)


花器などにもぶくがきていました。もったいない

でも、中には景色として見られるものも

それに、ぶくがくるという事は

それだけ良く焼かれているということでもありますしね

あと、ぶくと言わずにふく(=福)が来ると言って

縁起が良いと言われる方も


入れ忘れたり、後から追加するものは

想定外に前の方(=火の強いところ)になってしまう

これは窖窯なので仕方ないことですねえ


奥様がお茶といちごを出してくださる

いちご美味しい

安田さんも年齢より大分お若く見えるのですけど

奥様もお若い(というか、本当にお若いのかもしれません

そうであれば、すみません 御容赦を)

ショートカットで落ち着いた雰囲気ながら、爽やかな感じの奥様です

ごちそうさまでした


二階から、ボンボン、ボボボンと音が

息子さんがベースをされているのだとか

澪!? 違うか


お客様が3人来られ、お皿などを見られている

安田さんがそちらのお相手をされている隙に

さらにじっくりと拝見  笑

もうねぇ、しやわせなんですよ、こうしている時って


今回はお皿が良かったとか

なるほど、確かによく焼けてて良い色味

デザイン的にも、普段使いから来客用にと幅広く使えそうなものが多々

大きさも大小様々で

お料理が好きな方にはお勧めです


頂かなかったけど

自然桟切りのコーヒーカップ(ソーサー付き)がすごーーく好い

去年頂いた片口と同じ焼けなんだけど

特にソーサーの方が堪らない

この焼けで酒器があったら・・ゴクリ

でも、酒器の窯変物はなかなか、とのこと

残念也


お茶碗も自然桟切りの豪勢なものや

黒のもの(伊部手ではなくて、伊部の土の黒く焼けるもの)など

井戸形の黒のお茶碗が格好良い


何気にお茶関係のものも綺麗なもの、おもしろいもの、焼けの良いものが

花器も良いし茶入れも

特に肩衝の茶入れ

たっぷりの白胡麻だけではなく、その上に白胡麻の玉垂れ

好いです、これ


お茶碗なども多いので、お茶をされているのかを伺うと

奥様のお母様がお茶をされているのでされているのだとか

なるほど、それで酒器もお茶碗を小さめにした感じのものが多いのですね

でも、個人的には安田さんの遊び心満載の酒器も見てみたいですねえ


赤く焼ける土の酒器がないかお尋ねすると

目の前にありました  恥

この土は温度が高くなると、少し落ち着いた赤になってしまうのだそうです

だけど温度が高いほうが好い胡麻がのる

難しいですねえ


今回は酒器を5つ選びました

今回の窯の作品が2つと以前の窯の作品を3つ

で、以前の作品の内2つに値札が付いていなかったので

お値段をお尋ねすると・・・

これは、付けます と

???

えっ!? おまけに付けて下さる、ということ!!?

2つの内の一方をおまけして下さると!!!

うおっ、何だかかえって申し訳ないような気が・・

そうでなくても、十分にリーズナボーなのに

ありがとうございます

カセた胡麻が剥がれているので、とのことでした

最近はお店でもカセ胡麻は人気がいまひとつなのだとか

デパートは昔からそうだと聞いていたけど、最近はお店までとは

(因みにデパートに関しては明らかにデパート側の不勉強と怠慢

だと個人的には思っているんですけどね)


今回は酒器五つで 11500円のところを更に

500円引いて下さり、にゃんと

11000円でした

一つ 2200円じゃないですか

りーぞなぼー過ぎ  orz

と、ここで更に、一つ選んでください、ぶくがありますけど と

すり鉢形の小鉢 ? もおまけとして付けて下さいました

これはちゃんとごまもすれるものだとか

本当にありがとうございます


一つ目は伊部の土で黒く焼けたもの

青味を帯びた胡麻や落ち着いた黄色の胡麻が厚くのっていて

少しだけ榎肌も、堂とした佇まい

焼き締めで水気を含むと表情が変わるのは普通のことですが

これは特に変わりっぷりが良いです

格好良くなります


二つ目は明るい透明感のある緋色の器胎に

白っぽい胡麻や透明感のある薄茶色の自然釉

伏せて焼かれたもので、口のあたりに3つの茶色の玉垂れ

玉垂れの反対側には、釉溜りの中に白胡麻の遊ぶところも


三つ目も伊部の土

こちらは黒に近い焦げ茶

こってりとした器胎に

ボタボタと降り重なった大き目の胡麻がとてもきれいです


四つ目。これは寒風の土かな ?

伏せ焼きで胡麻がたっぷり

高台が胡麻で埋まっているし

高台脇から口へ向けて何本も胡麻が流れたもの

豪勢ながら佇まいは閑か


五つ目はおまけに付けて下さったもの

少し赤味掛かった綺麗な緋色

実はこれも伊部の黒く焼ける土だそうです

別な土だと思ってました

二度焼きしたものだそうです

この染み出すような緋色が、もう


お見送りをして頂き、お暇を

次回は来年3月ごろの御予定だそうです

本当にありがとうございました

(今回は間違えていないかな 汗)


→→→

(間違えておりました 恥汗

黒く焼けるのは寒風の土ではなく

伊部の土とのことです

度々、すみませんでした。 5/5訂正

恥ずかしい)