澁田寿昭先生個展、フジタマリさん、陶磁工房よし野さん

お昼前、アンクル岩根さんのギャラリーへ

本日からの澁田寿昭先生の個展に

緊急事態宣言の解除は決まったものの

宣言は 20日の日曜日迄だからでしょうか ?

澁田先生は在廊されてはおられない様でした

残念です

 

今回はざっ と見た感じですけれども

すこし控え目な焼けと言えばよいのでしょうか

勿論なのですが、控え目と言っても

焼けが甘いという訳ではありません

景色が少し抑えられている様な感じを受けました

但し抑えられた様なとは言いましても

載っているところには濃厚な胡麻が載っていますので

渋目でありながらも

ぐっ  とした濃い存在感で

徳利などは佇まいも力強い感じでした

それなので、今迄の個展等で拝見した作品の中では

より形が際立って見える気がしました

勿論、全体的なヴァランスの中での話ですので

瑠璃の様に華やかな焼けのものもありますし

豪快な胡麻の作品もありました

いつもよりも少し景色を抑えた感じのものの

割合が多かったかなという感想です

 

ギャラリー奥の右手の上の方の棚の徳利達と

少し迷いましたが、今回は

鎬の六角酒器 ( 13200円 ) を頂きました

濃厚な厚い胡麻の面

胡麻が飛び走る面

力強い緋襷の面

胡麻と胎土の面

飲み口には糸胡麻もあり

手持ちも軽やかです

濃厚な胡麻の面では胡麻に凹凸があり

光の加減で花の様に見えるところも

 

澁田先生、岩根さん ありがとうございました

 

天満屋さんへ

久方振りに岡山の街中へ出掛けるので

なんぞよさ気なイヴェント事でもないかのんと調べたら

フジタマリさんという木工作家さんの作品が

展示されているらしいので

拝見に

寄木の小箱が少し気に入ったけれど

もう少し他の作品も見てみたいと思ったので

駐車場に戻り、2時間程車を走らせ

矢掛町

観光駐車場に車を止め

フジタマリさんの妹さんがされている

カフェ & ギャラリーときとまさんへ

こちらのときとまさんのギャラリー部分に

フジタさんの作品が置かれているのです

 

ときとまさんの店内は小さな店内ですが

程好い感じの空間の中で

一人でテキパキと妹さんが切り盛りされている

なんだろう ?  程好い空間とは書いたものの

実はぴったりしっくりと来る言葉が思い付かない

温かいとか静かだとか落ち着いたとか

明るいとか古い感じもするけれど

新しい感じもあるとか、これらすべてが

当てはまる気がするのだけども

どれもぴったりしっくりとは来ない

ただ来られているお客さんは皆

観光でこられた方もご近所の方も

この空間に馴染まれていて

ドリンクを頂きながら

落ち着いてお喋りを楽しまれたり

フジタさんの作品を選ばれたりしている

店内にいるときには

不思議とは思わないのだけれど

改めて考えてみると不思議な感じの雰囲気

初めて伺ったのだけど

初めてではないような気がする

実は拝見したフジタさんの作品にも

それは当てはまる気がする

一つの作品が見る時々で感じ方が微妙に

変化する

変化するというよりも定まらない

それは素材の色味や形

手触りや音などの所為なのか

ただ単にフジタさんの作風なのか

将又、お人柄のものなのでしょうか

木という素材にほんの少し

それは一つなのか

それとも、二つなのか

三つなのか四つなのか

なにか、が込められているからなのでしょうか

 

アクセサリースタンド ( 小 ) を頂きました

檜の作品

3300円

フジタマリさん、ときとまさん ありがとうございました

 

そのまま歩いて 3,4分の

道の駅山陽道矢掛宿へ

地元の菓子や工芸品などを見ていると

お・・・この透かし彫りの彫りの線・・・良くない ?

とても素晴らしい線だ ! !

傍に置いてあるパンフレットを見ると

陶磁工房よし野  横山ゆきえ  と

行かなきゃ ! !

多分車で 10分とかかるまい

 

車に戻る前にもう一度ときとまさんに寄り

テイクアウトで赤紫蘇シロップのドリンクを

ジュレと酸味が爽やか也

 

車を走らせ近場のコンビニから電話を

急なことにも関わらず来店のお許しを頂き

陶磁工房よし野さんへ

何気に草地にきれいな花の咲く駐車場が

素敵だ

 

展示室に迎えて頂き早速に拝見

白磁青磁

残念ながら道の駅で拝見した

透かしの作品はもう無いとのこと

ですよねぇ~

皆、買っちゃいますよねぇ~

残念也ぃ~

道の駅で譲って下さると思います、と

仰って頂いたのですが

折角こちらに伺ったのでこちらの作品を

頂くことに、といいますか

少し淡い色味の青磁が気になるぅーー

 

展示室には普段使いの気取りの無いカップ類や

色々と使い回しの利きそうな器達が

蛍手の作品もきれいです

後で工房の方も案内して頂いたのですが

ガス窯で付きっ切りで 15 ~ 16時間

最高温度は 1300℃ の焼成だそうです

土は修行をされた有田の磁土

陶器とは違い不純物御法度の磁器

土の仕込みから成形、透かしや蛍手の拵え

素焼きから絵付け、施釉、そして本焼き

金色のものなどは上絵でしょうか ?

子育てに家事も熟し、その中での製作は

大変なことと思います

備前の小山陽子先生も言っておられましたが

切り替えが難しいです、と

 

青磁の彫りの施された器を頂きました

2500円也

こちらも彫りの線が中々です

気持ち淡めの優しげな青磁の色が

これからの暑い季節にはばっちし ! !

と、ここでハプニングが

細かいものが無かったので

怖ずりながら一万円でお支払いを

お願いしたのですが

急な来店であった為に偶々先生の方もお釣りがなく

態々に崩してきて頂くというハプニングが・・・ orz

実は実は先生、来月の 7日からの

天満屋さんでの展示の為に

可也、お忙しい時期のはず・・・・・ orz

申し訳ありませんでした

横山先生 ありがとうございました

 

大々々満足で東へと車を走らせ家路に就く

 

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