さかい待庵 !

8時半過ぎにネカフェを出て駅へ

東羽衣で南海に乗り換え

9時過ぎ堺駅で下車

徒歩にてさかい利晶の杜さんへと向かう

・・・暑い・・・暑過ぐる・・・

 

到着

まずは受付にて

さかい待庵特別観覧の予約をする

10時からの回

あ、靴下が必須となります

 

時間迄展示等を見学す

 

10時前、館内の指定された集合場所へ

どうやら10時からの見学は

オイラ一人の模様

貸し切り ! ! ! だ

 

利晶の杜のスタッフさんお二方に案内して頂いて

いよいよ

さかい待庵へ ! ! !

 

少し興奮気味に中に入る

え ? ・・・ 思っていたよりも・・広い

とても居心地のよい空間・・・

なんか・・もう、侘び !  寂び !

みたいな雰囲気とか

厳かさとか、心地のよい厳しさ

心地よい緊張・・・みたいな感じを

無意識に想像していたのだけれど

とても居心地がよい

ここに住みたいです、と言うと

スタッフの方も、本当に  と

風通しもいいですし  と

 

窓、腰紙の伊勢暦、手斧で削られた柱

掛け軸 「錐古老」、空間を広く見せる為に

塗り込められた柱や天井の組み合わせ

漆塗りの床框、炉の角の丸み

本当に二畳敷きとは思えない

というよりも

待庵を見学させて頂いていた間

唯の一度も、狭いと感じることがなかった

 

説明の中で一番興味深かったのは

床の間の間口の幅

利休の孫である宗旦筆による待庵図と

山上宗二記の中の関白様御座敷二帖敷図

これらの資料などから考察した結果

待庵の床の間の間口は

現存している妙喜庵の待庵のものよりも広い

巾五尺だったのではないか との考察から

こちらのさかい待庵の床の間は

巾五尺で造られているのだそうです

このさかい待庵に実際に入室し

中から待庵を体験出来るのですから

とても貴重な体験です

 

続いて復元無一庵

北野大茶湯の折

利休居士が手掛けたとされるお茶室

こちらの説明を伺って

やっと、下地窓の意味を理解する

遅過ぎ>> オイラ   笑

こちらは様々な身分の人達を招く為

分かり易さ親しみ易さにも

考慮された造りなのでしょうか

因みにさかい待庵は撮影不可ですが

復元無一庵は撮影 O.K. です

 

無一庵では若手のスタッフさんが

ほんの少し緊張の面持ちで

パネルを手に一生懸命に説明して下さり

そのお姿がとても初々しく

こちらも引き込まれて一生懸命に

説明を受けました

ものにせよ人にせよ

健やかな初々しさというものは良いものです

説明して下さいましたスタッフさん

ありがとうございました

 

さかい待庵、無一庵見学の後

再び展示等を拝見し

その後立礼のお茶席でお抹茶を頂きました

表千家の方に御もてなしして頂いたのですが

普段茶道とは対極の位置にあるオイラは

表千家と聞いただけで内心超緊張してしまい

先生とお弟子さんに普段よりも

余計に気を遣わせてしまうという迷惑っぷりを

存分に発揮してしまいました

無作法、真に申し訳もなく

重陽節句が近いことから

菊の絵柄のお抹茶碗で

そのお抹茶碗にお抹茶の美しい緑が映え

とても気持ちの良い一服を頂戴致しました

先生、お弟子さんありがとうございました

 

お茶席の後三度展示を

待庵の復元映像はお勧めです

 

さかい利晶の杜さんを出て

すく傍にある千利休屋敷趾へ

こちらにある井戸屋形は

大徳寺の三門に使用されていた材で

造られているのだそうです

結構最近まできちんとした管理が

なされていなかったのだそうですが

現在は表千家の方々が

きちんと管理をして下さっているのだそうです

 

堺東駅へ向かい

そこから京都へ

少しばかり散策

結構外人さんが戻って来ているかな

 

京阪の売店で少し土産を買い

帰路に着く

 

晩方無事上道着

なかなかに有意義な旅で御座った